個人事業主が経費にできないNG例まとめ
「経費にすれば節税できる!」と思っていても、経費にできない支出を計上してしまうと、税務署から指摘を受けたり、追徴課税のリスクがあります。ここでは、個人事業主がやりがちなNG例をジャンルごとに整理しました。
1. プライベート色が強い支出 🚫
事業に関係のない私的な出費は経費にできません。
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家族旅行の宿泊費や交通費
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家族や友人との純粋なプライベート外食
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趣味のスポーツや習い事
👉「事業との関連性」がないと判断されれば即アウトです。
2. グレーゾーンになりやすいもの ⚠️
事業でも使う可能性があるけれど、実態次第では否認されやすい支出。
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高級車の全額を経費計上(事業利用割合が不明確だと危険)
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高額なブランド品や腕時計(「仕事のため」と言い張ってもNG)
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自宅を事務所として使う場合の光熱費・家賃(按分せず全額計上すると危険)
👉「按分(あんぶん=利用割合で分けること)」を忘れないように。
3. 二重計上になりやすいもの ❌
知らずに重複して経費にしてしまうケースも注意。
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交通費を「旅費交通費」と「交際費」で二重計上
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自宅兼事務所のインターネット費用を「通信費」と「地代家賃」で重複計上
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クレジットカード引き落としと現金払いの両方で同じレシートを処理
👉仕訳の分類は一度決めたら統一しましょう。
4. 家族に関連する支出 🏠
家族との関係を経費に混ぜると疑われやすいです。
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家族への生活費やお小遣い
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家族だけで行った外食やレジャー費
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家族名義の保険料やローン返済
👉「事業専用」と証明できない支出は経費にできません。
まとめ ✨
個人事業主が経費にできない典型例は、
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プライベート性が強い支出
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実態が事業と結びつかないグレー支出
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二重計上や証拠不足のもの
です。
「これは経費にできるかな?」と迷ったら、事業との関連性を説明できるかどうかを基準にすると安心です。
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